圧倒的に多い理由
◆転職理由としてよく耳にするのが、給与面に対する不満足で、転職理由のランキングでも常時トップをキープしています。リクナビNEXTでは「退職理由のホンネランキング」を紹介していますが、仕事自体に満足感を得ることができない、あるいは上司とうまくやっていけないなど、現在の職場で何らかの深刻な問題を抱えている場合に、転職を決断するケースが多いことがうかがわれます。
◆転職理由によって転職に成功するか、失敗するかが決まるとよく言われます。しかし、実際のところはどうなのでしょうか。自分の能力を伸ばしてキャリアアップしたいと思う人は、それなりの心構えや準備をして転職しますから転職後のミスマッチが少なくなります。逆に不平・不満が引き金になる転職は現状から逃れたいあまり、転職することばかりにこだわって十分な準備期間を取らずに行動してしまい、転職後に後悔することがよくあるわけです。
◆転職者の満足度が高いという記事を転職支援サイトなどで見かけることがあります。しかし、あまり鵜呑みにすることは危険です。なぜなら、転職して後悔している人はアンケートに答えることには消極的であるため、調査結果にはあまり反映されないからです。このような集計データに安心感を持ち、転職できれば何とかなるという甘い考えを持つことは非常に危険です。自分の気持ちを整理し、現在抱えている問題が転職することによってしか解決できないものであるかどうかをしっかりと考えた上で、行動することが重要です。
◆転職は自分自身だけではなく、家族の生活にも大きく影響を与えます。安易で軽はずみな転職は不幸以外の何ものでもありません。たとえ一時的に物事がうまくいったとしても、将来破綻する危険性が内在します。自分の人生を満足できるものにしたいのであれば、転職して確実に成功する道を選択することが賢明です。そのためにも、しっかりとした目標を持ち、充分時間をかけて準備をしたいものです。そうすればおのずと前向きな転職理由に変わるはずですから。